新盆と一周忌 どちらが大切?
初盆は必要ですか?
四十九日法要を終えた後に初めて来るお盆を「初盆(はつぼん)・新盆(にいぼん)」といいます。 例えば、8月1日にお亡くなりになった場合は、四十九日法要が9月になるので、初盆は来年の8月になります。 初盆は大切な法要とされていますので、きちんと行う方が多いです。
初盆と一周忌を一緒にする場合のお布施の書き方は?
初盆と一周忌をいっしょに行う場合でも、基本的に「のし紙」は他の法要と変わりはありません。 のし紙の表書きは「志」もしくは「粗供養」とすればよいでしょう。 (地域によっては、「初盆志」「初盆粗供養」「新盆粗供養」とする場合もあります。)
キャッシュ
初盆の一周忌の相場はいくらですか?
一周忌の香典の相場は二親等以内は3万~5万円、親族は1万~3万円、友人や知人は5千円~1万円、夫婦で参加する場合は2万~5万円です。 初盆には、提灯を贈るか提灯代を包むほか、お菓子やお花などのお供え物を贈る場合もあります。
一周忌の重要度は?
年忌法要の中では最初の一周忌が最も重要で、一周忌の次の年、つまり、亡くなって2年目が三回忌、その後七回忌、十三回忌、三十三回忌、五十回忌と続いていきます。 僧侶や知人を呼んで法要をおこなうのは三回忌までで、七回忌以降は親族のみでおこなうのが一般的です。 七回忌以降に他の方の法要が重なった場合は、まとめておこなえます。
お盆中やってはいけないタブーは何ですか?
お盆は「不殺生戒」の期間とされ、生き物を殺してはいけない期間です。 そのため、お盆は精進料理を食べる風習があります。 つまり、魚釣りも殺生にあたるため、お盆の期間中は釣りをしてはいけないと言い伝えられています。 また、お盆は地獄の釜が開くとされています。
新盆の時の仏壇はどうする?
実は仏壇の扉の開け閉めについて、明確な決まりごとはありません。 朝に仏壇の扉を開けて一日のはじまりをお祈りし、夜は無事を感謝して扉を閉めるのが一般的ですが、人によって起きる時間が異なるように、時間やタイミングは自由です。 大切なのは手を合わせる気持ちなので、我が家ルールを話し合ってはいかがでしょうか。
一周忌には何を送る?
生花、線香・蝋燭、お菓子以外にも果物、御茶、コーヒー、ジュース、お酒、お酒のおつまみ(乾き物)、煙草など故人の好きだったものをお供え物として贈ることがあります。 ただし、お供えするのは生花や食品など後々形として残らないものが基本です。 いくら故人が好きだったからといっても、置き物やアクセサリーなどは適しません。
一周忌 どうしたらいい?
一周忌法要は、喪明けとなる最初の年忌法要ということもあり、大がかりに実施するのが一般的です。 四十九日にお参りくださった方々を中心に、家族や親戚はもちろん、故人にゆかりのある方々をお招きして行います。 僧侶に読経をお願いして法要を行った後は、会食の席を設け参列者をもてなし、故人を偲びます。
新盆は御仏前ですか?
初盆(新盆)の香典袋の書き方
初盆(新盆)の香典袋の表書きは、「御供物料」「御仏前」「御佛前」を使います。 故人が亡くなってすぐに執り行われる葬儀では、表書きに「御霊前」と書きますが、四十九日が明け、故人の魂が極楽浄土へ旅立ったと考えられている初盆では使いません。
初盆と一周忌の違いは何ですか?
上記で述べた通り、初盆は「故人が亡くなってから四十九日経過後に訪れるお盆」であり、一周忌は「故人が亡くなった一年後に行われる宗教的儀式」をいいます。
一周忌はしないといけないのか?
一周忌法要をしないことで故人を「供養できなかった」と考える方もいるかもしれません。 しかし、法要だけが供養ではないでしょう。 供養には「利供養」「敬供養」「行供養」の3種類があります。 墓前に花や線香を立てることは利供養ですが、感謝の念といった見えない気持ちを捧げることも敬供養という立派な供養です。
一周忌の費用はいくら?
自宅で一周忌法要をする場合は会場費はかかりませんが、斎場を借りる場合は会場に支払う費用も必要です。 寺院で法要を営む場合は1~5万円程度、斎場やホテルなどを利用すると5~10万円前後の費用がかかります。
お盆のお供えNGは?
お盆の時期は肉や魚は避ける
肉や魚をお供え物で持って行くのは避けましょう。 なぜなら、仏教が本来禁じている殺生に通じるからです。 肉のみそ漬けや貝類などの海鮮、魚介の缶詰などは高級品のため「お供えにぜひ」と思ってしまうこともありますが、加工品も含め、肉や魚はタブーです。
お盆に行ってはいけない場所は?
お盆に海に入るとクラゲに刺されることが多くなることから、「お盆に海に入ってはいけない」と言われるようになったということです。 また、お盆を過ぎると水草が増えたり、水温が下がったりするので、水の事故も多くなります。 昔の人のそんな経験からも、お盆以降の海について「入ってはいけない」と言われるようになったのかもしれません。
新盆に揃えるものは?
新盆(初盆)のお供えや飾りとは盆提灯 盆提灯には、白張提灯(または白紋天)と呼ばれる白地の提灯と絵柄の入った提灯がありますが、白張提灯は新盆のみで使用されます。精霊棚お供え物きゅうりとなすび:精霊馬供花ロウソクと線香おがら、松の割り木迎え火(13日)
お盆のはしごは何段?
そして苧殻(おがら)で作った7段か、または13段の梯子(はしご)を、盆棚と床の間に架けます。 苧殻とは麻の茎の皮をはがしたものです。 それで作った梯子は、精霊棚にご先祖様が上るためにかける物と言われています。
一周忌の香典の相場はいくらですか?
一周忌の香典相場は、両親と同じく1〜5万円ほどです。 他の兄弟がいる場合、事前に話し合いをして金額を合わせておくとよいでしょう。
一周忌のお供え物の相場はいくらですか?
一周忌法要のお供え金額の目安は、葬儀の際の香典の5~7割が相場といわれています。 例えば、葬儀のときに1万円の香典を包んだ場合は、一周忌では5千円から7千円のお供えを用意します。 ただし法要後、会食が用意されている場合は、その金額の1,5倍~2倍を包む心遣いが必要です。
初盆 喪服ですか?
喪が明けていない初盆法要は、喪服が安心です
一般的に喪が明けていない初盆法要であれば、喪服で参列すると良いでしょう。 不安があれば、高齢の親族などに相談すると良いかもしれません。 家族のみの小さな初盆法要や、お墓参りに行く時には平服が一般的です。
初盆に着ていく服装は?
家族だけで自宅で新盆を行う場合は、平服を着用しても問題ないでしょう。 親族や知人などを招く場合は、男性は黒やグレーなどの目立たない色のスーツを着用します。 ジーンズやサンダル、スニーカーなど普段着のような服装は避けましょう。 女性の場合は、肌の露出に注意が必要です。